第880章 本当に役立たず

帝京。

五通神は津端留衣や濵口誠太たちを引き連れ、可能なかぎり最速で帝京へ戻った。

ほかの面々は交通機関での帰還だ。

飛行機を降りた瞬間、渡部建は肺の奥に溜めていたものを吐き出すように、どっと息をついた。そして背後でぐったりしている部員たちに向き直る。

「今回の出張、みんなお疲れ。休みは――」

部員たちの期待にぎらついた視線を受けて、渡部建はにやりと笑う。

「半日。明日、全員事務所に集合だ」

「半日だけかよ!」

「なんで半日しかねえんだ!」

「渡部隊長、ブラックすぎだろ! 俺ら、あそこで死にかけたんだぞ! それで半日って!」

渡部建は即答した。

「これ以上うるさいと、休...

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