第225章 薬を塗る

鈴木瑠璃は、申し訳なさそうに、そして心底心配しているような表情を浮かべた。

「ごめんなさい、圭。わたしの不注意で痛い思いをさせてしまいました。次は絶対に気をつけますね」

「大丈夫だ、本当に何ともないぞ」

藤原圭の瞳には、優しさと理解の色が満ちていた。

彼は鈴木瑠璃の手をそっと握りしめ、慰めるように言った。

「俺を助けようとしてくれたのは分かっている。そう緊張するな」

「でも、あなたに痛い思いはさせたくありません」

鈴木瑠璃は声を落とした。その胸の内は自責の念でいっぱいのようだ。

「そんなこと、俺は気にしていない」

藤原圭は自身の温もりで、鈴木瑠璃の不安を払拭しようとしていた...

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