第227章 私は鈴木蛍を家系図に載せることを許さない

「圭、そこまで意地を張るなら、私も鈴木瑠璃を見限るしかないわね」

藤原圭の胸がドクンと嫌な音を立てた。

「どういう意味だ?」

「簡単なことよ。あなたが蛍と結婚しないなら、鈴木瑠璃の名前を家系図から抹消する。それだけじゃないわ、あの子の墓をぶち壊して、遺灰を大西洋に撒いてやる。鈴木瑠璃と緋千夜、どっちが大事か自分でよく考えなさい」

実のところ、藤原の母からすればどちらの女もろくなものではなかった。だが、息子の惚れた弱みとあれば仕方がない。女同士を競り合わせ、藤原圭が結局どちらを選ぶのか見物するしかなかったのである。

「母さん、そこまで俺を追い詰める気か?」

藤原圭の声には、底知れぬ...

ログインして続きを読む