第230章 藤原圭と結婚するのは私だ!

青木空はふうっと深いため息をついた。

誰を責められようか。世の中には星の数ほどいい男がいるというのに、よりによって娘はあのクズ男、藤原圭に心を奪われ、彼でなければ嫁がないと言い張っているのだ。

彼女に言わせれば、自分の娘ほど優秀な女の子なら、どんな男とだって結婚できるはずだ。なぜよりによって藤原圭にばかり執着するのか。

藤原圭は娘に薬でも盛ったのではないだろうか。

青木空の思考は千々に乱れた。この結婚には不満だらけで、特に藤原圭の態度には腹が立って仕方がなかったが、今はとにかく、娘にあのウェディングドレスを諦めさせることが最優先だった。

「蛍、これより綺麗なドレスなんていくらでもあ...

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