第248章 終わるまで

「嘘に決まってんだろ。じゃなきゃ、こんなに長く保釈されないわけがない」

「十中八九、見捨てられたんだよ。もう用済みってわけだ!」別の囚人が冷笑しながら鈴木蛍に死刑宣告を下した。「前科者の令嬢なんて、どこの名家が欲しがるってんだよ!」

鈴木蛍の心は一瞬にして沈み込んだ。それこそ、彼女がずっと恐れていたことだった。

彼女は村上家の財力と権力を熟知している。もし賢一と青木空が本気を出していれば、とっくに彼女を救い出していたはずだ。こんな牢獄で苦役を強いられるわけがない。

だから、賢一も青木空も彼女を軽んじて、助ける気がないに違いないのだ!

鈴木蛍は空腹を抱えながら、苦痛に満ちた午後を耐え...

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