第257章 遊園地計画

遊園地といえば子供たちの楽園だが、彼らはもう何年もそんな場所には足を運んでいなかった。

「そう、遊園地よ」

緋千夜はしっかりと頷き、期待に満ちた瞳を輝かせた。

「どう? 嫌かしら」

「いや、いいとも。約束しよう」

賢一は慌てて承諾した。こんな簡単なこと、断る理由などどこにもない。

「よかった!」

緋千夜は満面の笑みを浮かべ、この約束が心底嬉しいようだった。

「じゃあ、これで決まりね。明日の朝一番に、遊園地の入り口で待ち合わせよ」

その夜、家に戻った青木空と賢一は、緋千夜の要求に対して未だに困惑を隠せずにいた。

「なあ、緋千夜はどうして我々に、一日遊園地に付き合ってほしいな...

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