第259章 遊園地の約束

緋千夜は言ったことを実行した。確かに藤原圭を見舞うことはなく、家に帰って遊園地へ行く準備を始めていた。

朝の陽光がカーテン越しに緋千夜の部屋に降り注ぎ、暖かく明るく照らしている。

彼女は鏡の前で丹念に身支度を整えた。今日は活発な黄色いパーカーに白いスニーカーを合わせることにした。若々しさが溢れ、まるで悩みなどなかった子供時代に戻ったかのようだ。顔には輝くような笑顔を浮かべ、胸は期待で膨らんでいた。

ちょうどその時、チャイムが鳴り、緋千夜は興奮してドアを開けに走った。外には青木空と賢一が立っていた。二人の装いは普段の落ち着いたものとは異なり、年齢にそぐわないほどの快活さを漂わせていた。

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