第185章

彼らが密会していた場所からそう遠くない地点で足を止め、俺は指示を飛ばした。

「二手に分かれて捜索だ。あまり遠くへは行くなよ」

 三船亜由美たちの班はすでに周囲に散らばり、それぞれ捜索を開始している。

 俺は棒立ちになっている黒田輝の方を向き、声をかけた。

「黒田輝、俺と来い。あっちを探すぞ」

 黒田輝はハッと我に返り、生唾を飲み込むと、どこか心許ない目つきで頷いた。

 俺は小さく溜息をつき、先に歩き出す。黒田輝も慌ててその後を追ってきた。

目的地に到着したが、辺りは静まり返っており人の気配はない。

 俺は身を屈めて周囲の状況を仔細に観察し、やがて南西の方角に異常なほど巨大な足...

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