第190章

食事を楽しんでいる最中、赤毛のリーダーが俺の手元にある食料に視線を向けた。

俺が食べる様子を見せないのを不審に思ったのか、彼は不思議そうな顔で、手にしたゾウガメを俺に差し出してくる。

俺は手を振って、自分たちで食べていいと合図を送った。

赤毛のリーダーはそれ以上遠慮することなく、貪るように食べ始めた。

彼らが満腹になった頃合いを見計らい、三船亜由美たちを呼んで食器や食べ残しの片付けを頼む。

一方、猿人たちは満足げに砂浜へ寝そべると、午後の日差しを浴びながら自分の腹をポンポンと叩き、至福の時を過ごしていた。

赤毛のリーダーは魚の骨を握りしめたまま、何か考え込んでいる様子だ。

恐ら...

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