第199章

昼頃には、編み込み用のロープ作りはあらかた片付いていた。午後からは、いよいよ網戸の製作に取り掛かれるだろう。

束の間の休息とお喋りを挟んで、岩崎恵と吉永芽育が戻ってきた。二人は貝殻でパンパンになった袋を二つも提げ、興奮気味だ。

三船亜由美が手際よく調理を始め、皆で車座になって囲む。会話を弾ませながら、その美味を堪能した。

午後、俺と三船亜由美は赤毛に網戸の編み方を教えた。こいつの飲み込みの早さは驚異的で、あっという間にコツを掴んでしまった。

前半を俺たちと一緒に仕上げると、後半は赤毛が独力で完成させた。

未知の技術を習得した赤毛は、ひどく興奮しているようだった。

夕陽が空を染め上...

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