第201章

巨大な蛇を狩った時の光景が、脳裏に蘇る。肉食獣であれ草食獣であれ、動物たちはこぞってその蛇の後をついて回っていた。どうやら奴の肉には、彼らを惹きつける特別な何かがあるらしい。

それで納得がいった。大平愛子の仕掛けた罠に、あれほど大量の竹ネズミがかかっていた理由が。

俺は言葉を継いだ。

「今回、赤毛も連れていく。あいつには泳ぎも、網の編み方も教え込んだからな。今は仲間たちと海での漁について話し合ってるはずだ。猿人の集落が同意すれば、竹筏の作り方を教えるだけじゃなく、実際に海へ連れ出して漁をさせる。冬が来る前に、少しでも食料を蓄えるためにな」

渡辺真美子が不安げに尋ねる。

「猿人たちに...

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