第433章

俺たちは竹林の奥にひっそりと佇む石舞台へとたどり着いた。実験体から回収した黒い装置を取り出すと、俺の心に微かなさざ波が立つ。

集落に戻った後、俺は三船亜由美たちと徹夜で策を練り続けた。このブリキの箱こそが、俺たちにとって起死回生の一手となるはずだ。

昨日決定した計画を頭の中で何度も反芻し、俺は意を決して岩本実子への通信ボタンを押した。

ほどなくして、石舞台の外からドローンの羽音が聞こえてくる。

黒い装置を手に石舞台の中央へと歩み出ると、ドローンは俺の目の前でホバリングを停止し、手元のデバイスとの接続を完了させた。

「海老原和生、まさかあの化物たちの巣窟から生還するとはね」

デバイ...

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