第448章

昨夜の会話を思い返す。たしかに三船亜由美たちと裏山の様子を話し合ったあとで、今回の目的についても口にしていた。

おれは説明した。

「黒田輝たちには、エリート同盟がこの海域を爆撃する予定だってことを知らせておく必要がある」

本田安奈が、どこか不安そうな顔で言う。

「今の時期に海に出たら、嵐に巻き込まれるかもしれないわ。わたし、あなたに無茶してほしくないの」

おれは黙り込んだ。秋に入ってからというもの、海の天気は異常なほど不安定になっている。それは嫌というほど分かっている。

今出航すれば、嵐に遭う可能性は高い。

彼女は続けた。

「おじさん、そんなに焦らなくていいのよ。冬になってか...

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