第450章

おれは首をひねって、肩にとまっている緑色の鳥を見上げた。

「今のって、人工知能の声か?」

「海老原和生、おれのことはもう少しマシな呼び方をしてくれないか。正直、その名前は大嫌いなんだ」

どこかツンとすました調子の声が答える。

おれは少し考えてから口を開いた。

「じゃあさ、おまえはどんな名前がいい?」

「うーん……これからはティックって呼んでくれ。人工知能なんて、間抜けすぎて聞いてられないからな」

ティックが強い口調で言い切る。

「わかったよ、おまえがそれで満足ならいいさ」

おれは笑ってそう返した。

ティックの指示に従い、緑の鳥はドローンと一緒に空へと舞い上がっていく。

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