第452章

 広場のあちこちに、原始人たちが三、五人ずつ固まって座り込み、ざわざわと途切れることなく声が飛び交っていた。

 その傍らでは、何人かの原始人が焚き火のそばにしゃがみ込み、食べ物を煮たり焼いたりしている。煙がゆらゆらと立ちのぼり、天井近くで薄く広がっていった。

 おれは透明なガラスのバイザーをそっと持ち上げた。途端に、ふわりとした温かな空気が頬を撫でる。そのぬくもりは、洞窟の天井に穿たれた小さな穴から流れ込んでくるものだ。まるで天然の通気口のように、そこからは絶え間なく新しい空気が送り込まれている。

 周囲の様子を見回していると、ひとつの見慣れた影が、ゆっくりこちらへ歩み寄ってくるのが見...

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