第468章

ラッセルがふっと鼻で笑った。次の瞬間、おれの足元からまた緑色のツタが、ぶわっと狂ったように伸び上がる。

さっきまでのものとは明らかに違うツタだった。手足を一気に絡め取るだけじゃなく、ぎちぎちと締め付ける力をどんどん強めてくる。

おれは眉間にしわを寄せたまま、冷静に状況を見極めた。

地面に転がっていたいくつかの尖った小石が、おれの精神エネルギーに反応してふわりと浮き上がる。強烈な運動エネルギーを与えられた石が、弾丸のような勢いでおれの手足を縛るツタへと突っ込んだ。

石は鋭利な刃物のようにツタを切り裂き、繊維を容易く断ち切っていく。

ラッセルはおれが反撃してくること自体は想定していたよ...

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