第479章

 おれはみんなの顔をぐるりと見回してから、口を開いた。

「……おまえらも知ってるとおり、今回の襲撃で、おれたちはたくさんの猿人の仲間と、赤毛の息子を失った。奴らの死は、赤毛の心をズタズタに引き裂いてる」

 大平愛子がこくりと頷く。

「ええ……本当に、つらいことですわね」

 白崎由美子は、どこか怒りを含んだ声で続けた。

「この世界を作ったのはあの人たちなのに、今度は自分たちの手で壊そうとしてる! 自分が神様だとでも思ってるのかしら?」

 大平愛子は、こちらを見ながら説明するように言う。

「ある意味では、確かに神と呼んでもいい存在ですわね。ただ、その神は決して高みにいて手の届かない...

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