第524章

 俺が原始人の戦士や猿人、モンスター族たちを指揮して防御陣地の修復にあたっていた時のことだ。ふと食欲をそそる匂いが漂ってきて、俺の腹がぐうぐうと鳴り出した。

 匂いのする方へ目を向けると、本田安奈、大平愛子、三船亜由美、白崎由美子、そして前谷鈴音が火を起こし、肉を焼き、食べ物を煮炊きしているのが見えた。

 本田安奈は疲れた様子で腰を伸ばし、額の汗を拭うと、頬に張り付いた髪を耳の後ろへと掻き上げた。

 俺の視線が本田安奈とぶつかり、お互いにふっと笑みをこぼした。

 俺は彼女のそばに歩み寄り、優しく声をかける。

「お疲れさん!」

 本田安奈は首を振って微笑んだ。

「私たちはただ汗を...

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