第537章

伊藤陸斗を退かせたとはいえ、あいつの配下である原始人族の戦士と怪物族の戦士の間に摩擦が生じるのを防ぐため、俺は怪物族の戦士たちに、今の場所をキャンプ地として駐屯するよう命じた。

明日から、彼らはキャンプ地の建設に取りかかることになる。

集落に戻り、小屋に入ると、本田安奈がスースーと規則正しい寝息を立てて熟睡していた。露わになった胸の膨らみは、そびえ立つ二つの峰のようでもあり、朝露を待ちわびる花の蕾のようでもある。

その無防備で愛らしい寝顔を見ていると、俺は自分が存在する意義を実感せずにはいられなかった。

夜風が吹き込み、肌寒さを感じたのか、本田安奈は両腕を胸の前で縮こまらせた。

愛...

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