第561章

すでに息絶えた精鋭連盟の戦士を見下ろしながら、胸の奥がじわりと苛立ちで熱くなる。こいつから小平泰地や修也のことを少しでも聞き出すつもりだったのに――瑠璃が、あまりの血気にはやって殺してしまった。

 しばらく気持ちが収まらない。

 瑠璃はそんなおれの心中を見透かしたように、刀身についた血をぬぐいながら口をひらいた。

「悪いのはあいつらよ。あたしの目の前で、伊藤聡平を鞭で打ったりするから」

 そのひと言で、ようやく腑に落ちた。瑠璃は、あの精鋭連盟の戦士たちが伊藤聡平を痛めつけたことに怒り、抑えきれず斬り捨てたのだ。

「瑠璃!」

 鎖につながれたままの伊藤聡平が、嬉しそうに目を輝かせる...

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