第566章

この一撃で、おれは思わず目を疑った。おれが、第六級覚醒者に命中させた……? 第六級覚醒者なんて言っても、大したことねえじゃねえか!

 けど、前に永夜島で見た修也の力は、もっと桁外れだったはずだ。なのに今日は、まるで別人みてえに感じるのは、どういうわけだ?

 もしかして、本田安奈の身体を奪った相手が誰で、どんな能力か分からねえから、本気を出しづらい……そういうことか?

 先手を取ったとはいえ、油断はできない。おれはすぐに、修也の怒涛の反撃に備えて身構えた。

 修也は口元の血を乱暴に拭い、信じられないといった表情を浮かべている。

「ォオオオオオオッ!」 

 天を仰いでの咆哮は、まるで...

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