第595章

赤毛が恭恭しく、がっしりした体をきっちり九十度に折って頭を垂れる。

「我が神、あなた様のご命令、すべてこの赤毛が果たしてみせます! もし我が神を少しでも不快にするようなことがあれば、その罰、よろこんでお受けいたします!」

 赤毛のやり口はよくわかっている。俺への忠誠は疑いようがなく、仕事ぶりも徹底して真面目だ。だからこそ、温泉づくりの指揮を猿人戦士に任せるにあたって、原始人族の戦士ではなく、赤毛を頭に据えた。

 赤毛は猿人戦士たちに次々と指示を飛ばしていく。岩を運ぶ者、木を伐る者、地面を掘って基礎をつくる者……役割分担はきっちりしていて、作業は実に手際よく進んでいった。

 その様子を...

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