第603章 平和の曙光

俺はいたたまれなくなり、「考えすぎだ!」と誤魔化した。

その時、ティックのププッという駆動音が聞こえた。顔を上げると、ティックの機械のボディが太陽の光を浴びてキラキラと輝いている。

「海老原和生、話があるんだが……」

ティックが俺の肩に舞い降りた。

何を言いたいのか大体察しがついた俺は、それを手に取った。

「別の場所で話そうぜ!」

ティックは俺の意図を理解したのか、頷いてみせた。

「了解、海老原和生!」

本田安奈がぱちぱちと瞬きをする。

「おじさん、ここで話せないことってなんなの?」

俺は少し考え、笑いながら彼女の頬を撫でた。

「主に禁断の島の防衛に関することだから、お...

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