第613章 聡明な一生、一時の不覚

大平愛子がきゅっと声を張り上げた。瞳はまっすぐで、背中には自作の弓弩、引き締まった腰には短刀。どう見ても、きびきびとした女戦士そのものだった。

「わたしと本田安奈は、自分の身ぐらい自分で守れるわよ。おじさんに守ってもらう必要なんてないの!」

本田安奈もすぐさま続く。

「そうです、わたしたち、自分のことは自分で守れます! それに……おじさん、もう古の残響の力を使えるんですよね。エリート同盟も、そう簡単には手出しできないはずです。だって、下手に手を出したら――自分たちが滅ぶかもしれないんですから」

古の残響を最大値まで解放した時の破壊力は、数百発分の原弾丸に相当する。精鋭連盟本部を、上三...

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