第644章 真っ向勝負

俺の言葉を聞き、江口凛の顔に浮かぶ嘲笑がさらに狂気を帯びた。指先でクリスタルが高速で回転し、刺すような青い光を放っている。

「海老原和生、俺を脅せばあの女たちを救えるとでも思ったか」

彼が大きく手を振ると、実験室の巨大スクリーンが突如として点灯した。映像の中では、本田安奈たちが冷たい光を放つエネルギーカプセルに閉じ込められている。顔面は蒼白だったが、それでもカメラを睨みつける彼女たちの目は怒りに満ちていた。

大平愛子に至ってはカメラに向かって中指を立て、スピーカー越しにその声が響き渡った。

「おじさん!こんなクソジジイの脅しなんて聞かないで、まずはそいつをぶっ飛ばして!」

俺の全身...

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