第645章 精鋭連盟の首領

おれの全身を駆け巡るエネルギーが、黒い炎となって実体を帯びる。四人の覚醒者が組んだ半月陣が、その圧に押し潰されそうにぐらぐらと揺れた。

 まず飛び出してきた七級覚醒者が怒号を上げ、手にした鎖刃を振り抜く。空気を裂く鋭い音を引き連れ、おれの喉笛めがけて一直線に飛んできた。

 おれは身をひねってそれを躱し、掌に収束させていた暗紫色のエネルギーを叩き込む。鎖刃は瞬時にねじ曲がり、ただのスクラップと化した。

 その隙を突くように、もう一人の覚醒者が側面から飛び込んでくる。巨大な重剣に雷光をまとわせ、おれを叩き斬ろうと振り下ろしてきた。

 おれは下がらない。逆に一歩踏み込み、幽鬼のように懐へ滑...

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