第655章 同じ戦線の人

西村亮道は声を荒げた。

「これはただのパーティーじゃないんだぞ! 海老原和生と、あの女たちを招いての席なんだ! もしそこで何かあったら和談はご破算、安田首領からどんな詰問を受けるか分かったもんじゃない!」

ジャック船長は少し考えこむふりをして、わざとらしく首をかしげる。

「海老原和生って、そんなに腕の立つ男なんだろ? 何をやらかすっていうんだよ。それに精鋭連盟本部の中だぜ、好き勝手に騒ぎを起こせるやつなんかいるのか?」

中元洸はさっきからずっと俺を凝視していた。まるで解剖でもして、腹の中に腸が何本入っているか数えてやろうって目つきだ。

やっと口を開く。

「海老原和生の女たち、いっ...

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