第672章 切り札

廣田亘成は再び口元に笑みを浮かべた。

「江口副首領、俺には本当に何の弱みもないんですよ!」

そして、彼は俺の方へ視線を向けた。

「海老原さん、そろそろ元の姿に戻してもいいかい?」

俺が頷いて手から霊力を振り撒くと、廣田亘成の外殻がパラパラと剥がれ落ち、その下からジャック船長の顔が露わになった。

「なっ……なぜお前が、ジャック船長?!」

江口凛は体を震わせ、目の前で起きた出来事が信じられないという顔をした。

ジャック船長はもう一度、江口凛に向かって一礼した。

「副首領、我が空母艦隊はエリート同盟に平和をもたらす者を支持する。それこそが安田晶彦首領だ!首領に逆らう者がいれば、俺は...

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