第677章 まずは私に聞け

ブルボン様は江口凛が安田晶彦に八つ当たりしているだけでなく、自分も同じように怒りの矛先を向けているらしかった。

案の定、ブルボン様はぎろりとおれをにらみつける。

「海老原和生、おまえのやったことは見事だな」

続いて、安田晶彦を怒気をこめてねめつける。

「精鋭連盟の首領として、ただちに全精鋭連盟戦士に命じろ。銃口を海老原和生とその部下どもに向けるんだ」

安田晶彦は首を振った。

「ブルボン様、海老原和生は私の娘を、そして私の命も救ってくれた恩人です。その恩人を殺すことなど、私にはできません」

「ならば、私に歯向かうということか?」

ブルボン様が怒号する。

そのとき、ジャック船長...

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