第678章 大尉への加封

小出洋人が合図を送ると、精鋭連盟の戦士が二人歩み寄り、長老の両脇を抱えるようにして支えた。

長老は濁った目をこすり、感謝のまなざしを安田晶彦首領に向けた。

「首領、ありがとう。この恩は一生忘れない」

安田晶彦は淡く微笑み、寛大な態度で応えた。

「同じエリート同盟の仲間じゃないか。水臭いことは言いっこなしだ」

長老の目には後悔と苦痛の色が満ちていた。彼は小出洋人に付き添われ、ゆっくりと精鋭広場を後にした。

安田晶彦は俺の方へ歩み寄り、両手で俺の手をしっかりと握りしめた。その手には力がなかったが、とても温かかった。

「海老原さん、今日あなたがいてくれなかったら、我々安田家も、そして...

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