第681章 神秘的な贈り物

スキンヘッドの男の身体がびくりと震えた。窓の外では夜風がいきなり唸りを上げ、カーテンをばさばさと乱暴に煽る。

さっきまで緩んでいた表情が一瞬で強張り、濁った瞳の奥で荒波みたいなものが渦を巻いた。まるで、俺の問いが禁忌の深淵へ引きずり込んだみたいに。

「……訊くな!」

錆びついた歯車が擦れるような声だった。

「その問いは……答えがない」

だけど、俺は引かない。息を詰め、さらに踏み込む。

「でも、お祖父ちゃん。敵が誰なのかくらい、知っておかなきゃだろ! 相手も分からないのに、どうやって自分を守るんだよ!」

沈黙が、喉を締めつけるみたいに続いた。十秒近く——。

やがてスキンヘッドの...

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