第682章 妾になっても構わない

安田晶彦は底知れぬ笑みを浮かべ、葉巻を一本取り出して火をつけた。室内をゆっくり歩き回りながら言う。

「さっきも言ったとおりだ。海老原和生くんは勇敢で、真っ直ぐでな。わたしにとって理想の婿だ。君が安奈さんに想いを寄せている? そんなのは大した問題じゃない」

「わたしは娘が君の妾になるのも気にしない。心から愛し合っているなら、男が三人四人と妻を持つことだって構わん」

安田真紀も、もじもじしながら口を開く。

「海老原和生……わたし、小奥さんでも平気……!」

安田晶彦はさらに畳みかけた。

「たとえ君が大平さんや鈴音さんまで妻に迎えたとしても、わたしは気にしない。わたしが気にするのは一つだ...

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