第717章 浄炎石

会議室の張り詰めた空気は、まるで行き場を見つけたみたいに一気に噴き出し、全員の視線が瞬時に二人へ吸い寄せられた。

瑠璃は相変わらず、玉のように温かな艶を湛えた長刀を抱えている。長い睫毛の奥の瞳は澄みきって静かで、この場の剣呑な気配など自分とは無縁だと言わんばかりだった。

一方、伊藤陸斗は今にも跳びかかりそうな虎だ。扉の外で大平学の最後の発言を聞いたのだろう、銅鈴みたいに見開かれた目に怒りの火が燃え上がっている。荒い息づかいがはっきり聞こえ、視線は刃物みたいに大平学へ突き立った。

大平学は二人を見るなり、露骨なまでの軽蔑と嫌悪を顔に浮かべた。まるで汚物でも目にしたかのように。

「ふん!...

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