第719章 迷う時間はない

「迷ってる時間なんかねえ!」

おれは言い切ると、瑠璃の前へ一歩で踏み込み、まっすぐその瞳を射抜いた。

「おれも一緒にコアへ行く。神族の精神の力なら、反噬を分担してエネルギーの流れを導けるかもしれない。安田晶彦首領、小出洋人総理事――今すぐ予備電源を総動員しろ。コア周辺を安定させて、こっちに時間を寄越せ。東條秀祐、ジャック船長――コアエリアの通路は全部封鎖。最高防御を起動して、内部の異変と外部の横槍を潰せ」

視線を鋭く走らせる。顔面蒼白の大平学へ。

「了解!」安田晶彦と小出洋人が即座に指揮台へ飛びつき、矢継ぎ早に命令が落ちていく。

「任せろ!」東條秀祐とジャック船長が重くうなずいた。...

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