第16章 浮気相手と言われる

岡田亜紀の顔色が変わり続けていた。彼女の視線が私と村田隆の上を行ったり来たりしていた。

彼女に見られて少し居心地が悪くなり、村田隆を押しのけようとしたが、彼はかえって私をもっときつく抱きしめた!

さらに大きな手で、私のお尻を一度つまんだ。

「おとなしくしなさい、後でちゃんと褒美をあげるから」

村田隆が私の耳元で、二人だけに聞こえる声で囁いた。

耳がくすぐったく感じ、頬が一瞬で熱くなった。

しかしこの光景が岡田亜紀の目に入ると、まるで私たちが耳元で甘い言葉を囁き合い、わざと彼女を挑発しているように見えたようだ!

「この安い女!あたしの彼氏に手を出すなんて!あたし、あんたを殺してや...

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