42: 私は彼を信用していません。

カーラ視点

エイファとベインがテントにもたらした緊張感がようやく薄れ始めた頃、私たちは腰を下ろした。エイファは私の隣、地面に敷かれた暖かいブランケットの上に座り、ザイオンとベイン、そしてあの粗野な男は私たちの向かい側に座った。

時折、私は向かいの三人に目をやった。特に、私やエイファには聞こえない冗談で三人が笑い出したときは。

それぞれが一癖も二癖もある危険な男たちが三人、女子学生みたいに身を寄せ合ってひそひそ話している光景は、何かひどいことが起こったからといって世界が止まるわけではないのだと、私に思い出させた。

ザイオンがあの粗野な男に向かって声を上げたとき、私の耳はぴくりと動いた。「...

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