第34章

 私はグラスを手に取り立ち上がると、まずは団長たちに向かって乾杯の挨拶をし、彼らの認めと育成に感謝の意を表した。

 最後にグレースの方を見た。

 「グレース、あなたは私の最も手強いライバルよ。一緒に成長できて嬉しく思うわ。この一杯、あなたに捧げるわ!」

 そう言って、私は手にしたお酒を飲み干した。

 私のグラスが空になるのを見て、グレースの目には明らかな喜びが浮かんでいた。

 彼女は私を見つめたが、グラスに手を伸ばそうとはしなかった。

 彼女の一つの視線で、彼女が飲むのを拒もうとしていることがわかった。

 彼女が口を開く前に、私は笑いながら言った。

 「グレース、あなたが...

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