第36章

 ルーカスはドミニクには女がいないと言っていたし、前回組織に来た時に見たのも恐ろしい顔つきの男たちばかりだった。だから今、一人の女性を見て、私は興味を持った。

 彼女とドミニクの関係が気になったが、それ以上に彼女の能力が気になった。

 ドミニクでさえ彼女を一流の殺し屋と言うのだから、きっと実力は相当なものだろう。もし私が彼女に学びたいと言ったら、同意してくれるだろうか。

 アメリアは片膝を地につけたまま、目は私をずっと見ていた。

 友好の意を示すために、私は微笑んで応えた。

 しかしアメリアは私の笑顔を見ると、すぐに表情を変えた。

 アメリアは私をじっと見つめ、上から下まで一...

ログインして続きを読む