第137章 この件は私が解決できる

風見雪音の瞳が、ぱっと光を帯びた。

闇カジノ。

風見家にとって最重要の稼業のひとつだ。表向きは「裏のカジノ」にすぎないが、実際には毎年の収益の三分の一近くを叩き出している。

そこが燃えた――となれば、父は今ごろ火の車だろう。

雪音は立ち上がると、そのまま外へ向かった。

闇カジノで問題が起きたのなら、父はきっと本邸にいる。急いで顔を出して、役に立てることがないか探さなければ。

風見家の本邸は彼女の住まいから遠くない。回廊を一本抜ければ、すぐだ。書斎の扉の前まで来たところで、内側から荒々しい罵声が飛んできた。

「林田青真って野郎、どんだけ肝が据わってんだ?! 底辺の貧乏人が、俺を訴...

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