第40章 彼女が生き残りさえすれば

永橋正彦に外されかけた拘束バンドを、さらにきつく――もう一度、カチリとロックし直せ!

そのうえ、追加の固定ベルトまで装着する!

御堂結奈は抵抗しなかった。ただ目を開けたまま、天井を見つめる。柔らかな無影灯の光を、ぼんやりと。

薬がもたらした、ほんのわずかな覚醒。その短い清明の中で、彼女はすべてを痛いほど正確に感じ取っていた。

冷たい拘束の感触。手首と足首に食い込む締めつけ。そして――御堂斗真が、迷いなく永橋正彦へ向けた銃口。

残っていた、最後のかすかな希望が――ぷつりと消えた。

ボディーガードが永橋正彦を取り押さえようとした、その瞬間。

御堂結奈は、ごくわずかに眼球だけを動かし...

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