第46章 白布に覆われた遺体

御堂斗真の声音はよそよそしく、氷みたいに冷えきっていた。

「手術の段取りは、追って連絡が入る。顧問として言っておく。君は……自分の分をわきまえろ」

永橋正彦は目を開け、最後にもう一度だけ御堂斗真を深く見た。そこに宿っていたのは、悲哀と失望――そして、わずかな決意。

彼はそれ以上、何も言わなかった。黙ったまま背を向けると、魂を抜かれた抜け殻のように、ふらつきながらその冷酷な決断に満ちたオフィスを出ていく。

扉が、静かに閉まった。

御堂斗真はひとり、巨大なガラス張りの窓の前に立ち、外の繁華な夜景を見下ろす。ネオンは瞬き、車の流れは途切れない。

その指先が、無意識に――机の上の危篤通知...

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