第65章 結奈、目を覚まして

結奈は、あのとき――無理やり押さえつけられて、何度も挿れられて、抜かれて、また挿れられて……どれほど痛かったのだろう。

泣いたのか。許しを乞うたのか。それとも後になったみたいに、ただ麻痺して、空っぽになってしまったのか。

経鼻栄養のチューブが、ようやく固定された。

御堂斗真は水から引き上げられたばかりの人間みたいに、全身を冷や汗でびっしょり濡らしていた。顔色は死人のように青白い。

林田青真は胸の奥が酸っぱくなるのを堪え、彼が少し落ち着いたのを見計らって、低く報告する。

「御堂社長。前川家の件ですが……以前のご指示どおり、ほぼ叩き潰しました。ただ、残党がまだ抵抗しています。前川博之も...

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