第75章 すべてが終わったら、彼は彼女に付き添いに行く

当初――江島結奈が風見雪音の策略に嵌められ、御堂斗真の命令で十枚の爪を剥がされたあと。

傷口は何度も感染しては爛れ、背中の皮膚も一部、壊死した。

そして――それを「うっかり」斗真に持ちかけたのも、風見雪音だった。

『特殊な方法で処置すれば、痕が残りにくいですよ。あまり傷跡が目立つと……見た目がよくないでしょう?』

斗真は当時、苛立ちと焦燥で頭がいっぱいだった。面倒そうに手を振り、処置を任せた。

だから彼女は……やった。

壊死した皮膚だけじゃない。周囲の、まだ生きている皮膚まで小さく輪を描くように――一緒に、削ぎ取らせた。

名目は『創部の清掃、治癒の促進』。

けれど風見雪音は、...

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