第78章 遅れてきた葬儀

別荘の庭園の片隅――かつて薔薇が異様なほど艶やかに咲き誇っていた一画が、根こそぎ掘り返されていた。

御堂斗真はその傍らに立ち、みずから目を光らせて指揮を執る。

土はスコップで一掬いずつ剥がされ、やがて下層の、どこか色味の違う土が顔を出した。

完全な骨は出てこない。あるのは、細かく砕けて判別も難しい石灰化した欠片と、灰白色の粒が、泥に混じっているだけ――特殊な「処理」と長い自然分解の末に残った、幼い命の最終的な痕跡だった。

御堂斗真は、ふるいにかけられ、特製の容器へと集められていく「残り」を見つめた。

表情は動かない。だが底なしの瞳の奥では、すべてを溺れさせるほどの痛みと、死んだよう...

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