第99章 ずっと待っていた

扉が閉まり、控えの間に残ったのは御堂斗真と、あの女が二人だけになった。

御堂斗真はその場に座ったまま、微動だにしない。

アルコールが血の中で燃え、意識はじわじわと霞んでいく。だが、残った理性が告げていた――ここから出なければならない。

また身体を寄せてくる女を押しのけ、立ち上がる。ふらりとよろめき、壁に手をついてどうにか踏ん張った。

「御堂さん、行かないでよ――」

背後の声を無視し、斗真はふらつきながら扉へ向かう。

扉を押し開けると、外は廊下だった。突き当たりには裏庭へ通じる扉が見える。

深く息を吸い、無理やり意識を一点に集める。ポケットからスマホを取り出し、短いメッセージを打...

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