第105章

斉藤監督が、まずはチーム分けのルールを説明した。

「全部で10人。3チームに分ける。3人組が2つ、4人組が1つ。組みたい相手は自由に選んでいい」

陸原吉弘は今回は準備万端だった。古崎拓人より先に口を開く。

「歌子、俺と組もう」

だが安田歌子は、その誘いをまるで聞こえなかったかのように無視し、逆に古崎拓人の肩をぽん、と叩いた。

「一緒にやる?」

古崎拓人はうなずく。

「そりゃそうだろ」

息の合った昔なじみみたいに、視線ひとつで通じ合っている。

陸原吉弘の胸に、ぐっと息が詰まった。古崎拓人と同じチームは御免だが、安田歌子のためなら――飲み込むしかない。

「……じゃあ、俺たち3...

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