第118章

安田歌子はひと足先に書き上げると、二人が叫ぶことになる文面をそれぞれ沈村家の兄弟へ送った。

沈村碧人はざっと目を通し、愕然として顔を上げた。

「多すぎない?!」

安田歌子は肩をすくめる。

「つい、ちょっと書きすぎちゃった」

それからやけに真面目な顔で沈村碧人を見つめた。

「まさか……負けを認められないタイプ?」

「んなわけあるか!」

沈村碧人は謝罪文の内容を見つめ、指先が思わず強くなる。

「こんなの、俺が言いたいことじゃない!」

安田歌子の文面は、あまりにもやりすぎだった。

「だから罰なんでしょ」安田歌子はさらりと言う。「じゃなきゃ罰の意味がないじゃん。安心して。みんな...

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