第135章

安田歌子は一歩引き、頭の中の思考を整えた。

監督チームが小村幸音の配属先を決めはじめる。「幸音、どのチームに行きたい?」

小村幸音は反射的に安田歌子へ視線を向けた。

だが返事をするより早く、古崎拓人が先に口を開く。

「沈村遥の代わりなら、沈村景たちと同じチームでいいだろ」

佐藤夢子も頷いて続ける。「そうね。私のチームにも安田歌子のチームにも女の子はいるし、沈村景たちは男3人だけ。そこに女の子を1人入れるほうがバランスいいわ」

斉藤監督もそれが妥当だと思ったのか、小村幸音を見て意見を求めた。「どうかな?」

「どっちでも大丈夫です」

斉藤監督は満足げに頷く。性格の良さそうな子だ。...

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