第240章 祖父の見る目を疑う

部屋にいる全員が、山田真里の側についた。

実のところ、事の発端から現在に至るまで――山田真里が北村グループに入社してまだ一週間も経っていない。たったそれだけの期間で、彼女の何がわかるというのか? それなのに、こうもあっさりと彼女の味方をするのか?

これだけの人数が山田真里を支持している状況では、佐藤愛がいくら弁明したところで、濡れ衣を晴らすのは不可能に近いだろう。

皆が自分を擁護する様子を目の当たりにし、山田真里は中村美緒と視線を交わすと、口元に勝ち誇ったような笑みを浮かべた。

だが、北村萧には勝算があった。彼は手を後ろに組み、北村グループの役員たちを一人また一人と見回していく。その...

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