第372章 ホストを探す

酒が少し入ったことで、三人の気分は上々だった。

彼女たちは席に戻っても興奮が冷めやらず、声を張り上げてお喋りに興じている。

鈴木ククが、川原裕子と佐藤愛に問いかけた。

「あんたたち、根は真面目な優等生じゃん? 学校で大人しくしてるはずなのに、なんでまたこんなバーで遊ぼうなんて思ったわけ?」

川原裕子はグラスを呷ると、あっけらかんと言った。

「愛の機嫌が悪かったのよ。授業も身に入ってなかったし。たぶん北村社長と喧嘩でもしたんじゃない? だから私が気晴らしに連れ出したってわけ」

それを聞いた鈴木ククが、身を乗り出す。

「喧嘩? 何があったの?」

佐藤愛は呆れたように口をつぐんだ。...

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